gravelblogのブログ

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ビード上げ準備

やってみてわかった、チューブレスレデイタイヤのビード上げに必要な準備は?

1)古いシーラントのベタベタは完全に除去しましょう!

青く見えるベタベタするラテックス成分が、ビードやリム内側、タイヤのビード周りに少し附着した状態で試してみたところ、滑りが悪く、ビードが密着しない部分が出ました。

タイヤ側は束子を使って水洗い、リム側も濡らした状態で紙ウェスでしっかり拭き取りました。

 

2)滑りを良くしましょう!

リム内側とビードに塗るローションやクリームが発売されていますが、石鹸水で代用する方法も多数紹介されています。

今回は中性カーシャンプーの原液を小さなスポンジで塗り込んでみました。

塗らなかった場合は、勢いよく「パチン、パーン」と高い音がしてビードが上りましたが、塗るとスルッと動き、小さく「ミリミリ」という感じの音に変化、明らかに摩擦が少なく、楽に上がりました。

もう一つのメリットは、密着していない箇所(古いラテックスがわずかに残っていた)から泡が噴き出して漏れる箇所がハッキリすることです。

一度空気を抜き、ビードを落としてキレイに拭いてやり直して漏れは無くなりました。

 

3)自作ブースターでもできる!

ブースタータンク代わりに古いMTBタイヤを用いた自作ブースターを暇な時に作っていました。

タイヤ以外には、外径8mmのエアホース、2方弁、ユニオンティ(三叉継手)、古タイヤから切り取った仏式バルブを準備します。

古タイヤのバルブからコアを外して、写真のように組み立てます。

2方弁を閉じた状態でポンピングすると古タイヤ側に空気が入ります。

ビード上げの準備が整ったホイールのバルブコアを外してホースに接続して準備完了です。

2方弁のコックを開くと、一気に空気が送り込まれ、ビードが上がります。

古タイヤ側に充填する圧を変えて数回試しましたが、石鹸水を使うと4barで十分でした。

まあ、専用ブースタータンクは8,000円ほどで買えますが、要らなくなった仏式バルブチューブ、古いタイヤを除けば材料代は2,000円しないので、自作派にはオススメです。

 

4)シリンジで注入

百均軽量カップとAZ社のシリンジを使ってシーラントを注入しました。

この60mlシリンジの先端はコアを外した仏式バルブの穴にピッタリマッチするので、漏れ無く楽に注入できました。

注入後、コアを取り付けてエアを充填して手に持ってホイールを回転させ内部にシーラントを馴染ませます。

短めの試走後に点検し、シーラントの漏れがないことを確認して作業終了です。